用語集
住宅ローンをご利用いただく際に使われる用語について解説します。
はじめてのローン選びや返済計画にぜひご活用ください。
(ご利用になる住宅ローンや金融機関などにより、用語の詳細な定義は異なる場合があります)
あ行
親子リレー返済 [おやこりれーへんさい] | ひとつの住宅ローンを親子で返済する返済方法のこと。ローン申込人が高齢のため、本来なら返済期間に制約がある場合でも、後継者が連帯債務者になることで、例えば35年返済の利用が可能となる。後継者になる資格があるのは、一定の条件を満たした子どもなど。 借入申込者が高齢などで返済能力を失った場合は、連帯債務者となった子どもなどが債務を引き継いで返済をしていく。 |
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か行
火災保険 [かさいほけん] |
火災や落雷、爆発、風災などによって、住宅などの建物やその中に収容されている家財について損害を受けた場合に補償される保険。地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による損害については、追加で「地震保険」への加入が必要となる。地震保険は火災保険に付帯する方式での契約となるので、火災保険への加入が前提となっている。 |
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借り換え [かりかえ] |
新たに別の住宅ローンで借り入れた資金で、今借り入れをしている住宅ローンを一括返済すること。 より低い金利の住宅ローンに借り換えることにより、支払利息を軽減する効果がある。 |
仮換地 [かりかんち] |
土地区画整理事業の工事中に、従前地の宅地の代わりに指定された土地。仮換地指定の効力が発生したときから換地処分の公告が出されるときまで、仮換地を従前地と同様に使用収益することができる。 |
(土地区画整理事業における)換地 [(とちくかくせいりじぎょうにおける)かんち] |
土地区画整理以前に保有していた所有権、借地権のある土地に代わって、整理後に権利を所有することになる土地のこと。 |
元金 [がんきん] |
住宅ローンの借入金額のこと。元金と支払利息の合計が総返済額となる。 |
元金均等返済 [がんきんきんとうへんさい] |
毎月の返済額のうち、元金部分の金額が一定で、利息のみが変動する返済方法のこと。元金と利息を合わせた返済額は、借入当初は多く、返済が進むにつれて少なくなっていくしくみ。元利均等返済に比べて総返済額は少なくなる。 |
元利均等返済 [がんりきんとうへんさい] |
毎月の返済額が一定となる返済方法。返済の初期は支払利息の占める割合が多く、返済が進むにつれて元金の割合が多くなるしくみ。元金均等返済に比べて総返済額は多くなる。 |
金銭消費貸借契約 [きんせんしょうひたいしゃくけいやく] |
金銭の貸し借りを行う、いわゆるローン契約。 |
繰上返済 [くりあげへんさい] |
毎月の返済とは別にまとまった金額を返済すること。繰上返済された金額は、元金部分の返済に充てられるため、その元金にかかるはずだった利息が消滅し、返済負担を減らすことができる。返済のタイプは2種類あり、返済期間を短くする「期間短縮型」と、毎月の返済額を軽くする「返済額軽減型」に分かれる。 |
競売 [けいばい] |
借入金の返済が滞った場合に、貸し手である債権者(銀行など)が裁判所等を通して担保を差し押さえ、これを売却し、借入金の返済に充てるための制度。 不動産が担保の住宅ローンの場合、物件の購入希望者の中から買受人を決定し、債権者はその売却代金によって住宅ローン債務の返済を受ける。 |
個人信用情報機関 [こじんしんようじょうほうきかん] |
クレジットカードを作るときやお金を借りるときに、金融機関が申込者が本当に返済する能力を持っているかを判断するための情報を提供する情報機関。 個人のローン、クレジット契約内容に関する情報をデータベース化し、金融機関が借入状況や支払状況を照会することで、債務者が返済不能になる債務過多を防止するために設置された。 また、信用情報機関への開示請求によって、個人が自分の信用情報を確認することもできる。 |
固定金利 [こていきんり] |
借入時点から返済終了まで、将来にわたって一定の金利であること。将来の返済額が確定しており、支払額増加のリスクがない。 |
さ行
債務不履行 [さいむふりこう] |
債務者(お金などを借りた人)が果たすべき契約上の義務を果たさないこと。 住宅ローン契約においては、借主が住宅ローンの支払いを滞らせた場合などが該当する。 不動産の売買契約においては、買主が代金を支払わない場合や、売主が物件を引き渡さない場合などが該当する。 |
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実質年率 [じっしつねんりつ] |
契約上の支払利息に事務手数料などを加味した年間利率。 |
収入合算 [しゅうにゅうがっさん] |
住宅ローンを申し込む本人の年収に、連帯債務者の年収を合算すること。申込本人が単独で借りるよりも多い金額の融資を受けられる可能性がある。 |
住宅金融支援機構 [じゅうたくきんゆうしえんきこう] |
民間金融機関による長期固定金利の住宅ローンの供給を支援する証券化支援業務を業務の柱とする独立行政法人。民間住宅ローンの円滑な供給を促進する住宅融資保険業務や証券化支援業務などの実施に付随する情報提供の業務、政策上重要で民間金融機関では対応が困難な融資業務なども行う。 |
た行
団体信用生命保険 [だんたいしんようせいめいほけん] |
住宅ローンを返済中に、債務者などに死亡や高度障害など万が一のことがあった場合に、ローン残高の全額が弁済される生命保険のこと。「団信」と略される。 |
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抵当権 [ていとうけん] |
不動産を担保とした融資の際に、債務者が所有する不動産に設定する担保権のこと。担保物件は、債権者(銀行など)が占有せず、債務者などが使用できる。 返済が滞った場合、債権者は抵当権に基づき、担保である不動産を競売するなどして、その代金を優先的に自己の債権の弁済に充当することができる。 |
適合証明書 [てきごうしょうめいしょ] |
建設中または購入される住宅が、住宅金融支援機構が定める技術基準に適合していることを適合証明機関が証明するもの。 |
登記事項証明書 [とうきじこうしょうめいしょ] |
登記記録に記録された事項の全部または一部を証明した書面のこと。登記所(法務局)で手数料を納付すれば交付が受けられ、郵便でも申請できる。また登記所(法務局)で閲覧も可能。 |
土地区画整理事業 [とちくかくせいりじぎょう] |
密集市街地や山林、農地、原野などについて複数の所有者が集まり組合を結成し、土地の区画形質を整え、道路・公園などの公共施設を整備改善するとともに、それぞれの土地の利用を便利にすることで、環境のよい住みよい「まち」をつくる事業。 |
は行
フラット35 [ふらっとさんじゅうご] |
民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する全期間固定金利の住宅ローン。 |
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変動金利 [へんどうきんり] |
金利情勢の変化に伴い、返済途中に金利が定期的に変動すること。一般的に固定金利よりも低利で借りることができるが、金利上昇局面においては支払利息が急速に増加し、返済総額が増加するというリスクもある。 |
保留地 [ほりゅうち] |
土地区画整理事業の際、地権者から土地の提供を受け、売却されて事業の資金の一部に充てられる土地のこと。 |
ら行
連帯債務 [れんたいさいむ] |
複数の債務者がひとつの債務を連帯して負担すること。債務額は複数人で均等に振り分けるわけではなく、各々が債務全額に対する返済責任を負うことになる。 |
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